人気ブログランキング | 話題のタグを見る

daily life and travelogue

tinytacco.exblog.jp
ブログトップ
2016年 03月 03日

還る場所

普段の仕事と並行してぼちぼち続けている書き仕事は、家や通勤途中の電車のなかで手をつけることが多い。
あくまで日常のなかでやること(いわゆるルーティーンワーク)のひとつとして位置づけているから、普段の営みのなかで時間や力を捻出する。

仕事柄ひとに会うことも多いから、在宅時間は割合と短め。
家にいるとつい溜まった家事に着手してしまうし、リラックスする間もなく寝落ちしてることもしばしば。
まぁ睡眠はだいすきなので本望なのだけどね。

なんにもしない、ということが苦手だ。
薄々気付いてはいたけれど、このところその傾向は強くなってきていた。
一途にたったひとつのことを極めていくほどストイックではない。
けれど、いっぺんに複数のことができるような器用さも持ち合わせてなかった。

意識ばかりが先走ったら、心と身体が悲鳴をあげてしまった。
言葉どおりノックダウンでした。
情けない。。

ここまできてようやく、自分をいたわろうと腹をくくった。

もう無理はしない。
できもしないことはしない。
苦手なことは、それが得意なひとにお任せする。

なんでも自分でやればいいってもんじゃないんだね。
責任感が強い意地っ張りよりも、いつもニコニコしてるほうが、周りもハッピーになれるわな。

-----

話が変わって、普段のおやすみと定休日が重なっているからなかなか訪れることができないけれど、とても気に入っているお店がある。
白い壁とコンクリートの床に、木目のわかる家具と観葉植物がある路地裏の小さなカフェ。
独りになれるけれど、存在は認識してくれていて、ひと言ふた言会話するくらいの距離感がちょうどいい。
イレギュラーでおやすみができると、必ずと言っていいほど足が向いてしまう。

ここでは仕事はオフにして。
たわいもないことをつれづれなるままに綴っている。

わたしがわたしに還る場所。
ノイズの激しい東京で、ニュートラルに戻してくれる環境があることは、とても幸せなことだ。


by tinytacco | 2016-03-03 17:25 | 日々


<< 心身と向き合うこと      とある睦月の些事 >>