2016年 05月 14日
物事にあまり執着しない気質の母。 そんな彼女、白いシャクヤクだけはとても好きなことを知っている。 今年は、母の日にシャクヤクを花束にして贈った。 日頃親しくしてる、お花屋を営む友人夫妻にお願いして、この日のために用意してもらったんだ。 思いがけなかったようで、とても喜んでくれた。 そこから1週間経って、今度はわたしのもとへ白いシャクヤクの花束がやってきた。 姉のように日頃慕っている写真家さんが、我が職場の書店にそれを携えて立ち寄ってくれた。 咲いてるのと、つぼみのと。 あぁ、いいにおい。 お店にいるうちには水に挿して飾らせてもらった。 また包み直して帰ったら、待ちきれんばかりとそのつぼみが花開いたのだ。 遅咲きのその花も、ほかのと負けじ劣らず咲き誇ってきた。 びっくりした。 すごい…! 生きてるんだね。 当たり前のことに感激してしまう。 いのちはめぐる。 想いも伝わって繋がる。
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by tinytacco
| 2016-05-14 11:07
2016年 04月 11日
さくら さくら 今 咲き誇る 刹那に散りゆく運命と知って 森山直太朗さんの「さくら(独唱)」は 夜桜をみているときにリフレインする。 ----- iPhoneで撮ったものだけれど、 なんとなく桜とうまく対話できた気がするので、
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by tinytacco
| 2016-04-11 12:32
| 日々
2016年 04月 02日
友人の到着まですこし時間があったから、 久しぶりにtamiserを訪れた。 前は職場の目と鼻の先にあったけれど 移転してからはすこし離れてしまったので、 ずいぶんとご無沙汰していた。 日がすっかり暮れたあとに立ち寄ったのもあって、 暖色の灯りがともってはいるものの、店内はすこしばかり薄暗い。 その空間には、言わずもがな素晴らしいものたちが静かにたたずんでいた。 店主の審美眼にかなって、選び抜かれてここへやってきたものたち。 年月を経ても色褪せない、そのもの自体がもつ色気のようなものがほのかに香ってくる。 店内をひとしきりみさせてもらうなかで ひとつ、とびきりすてきなものに出会った。 大きなものだったのでサイズだけ控えてもらって、その日は店をあとにした。 それからしばらくの間、事あるごとにそのものを思い出す。 これだけ気になるなら、担い手になってもだいじょうぶだろう。 そう確信して、仕事の合間に再訪した。 おそるおそる尋ねてみると、まだ誰の手にもわたっていなかった。 大げさだけど、わたしのことを待っていてくれたんだ。 誰かにとっては取るに足りない些細なことかもしれないけれど、 この素敵な再会にひっそりと、けれどすっかり心がはずんだ。 ありがとう。 大切にします。 桜が咲いて心機一転するはじまりの季節に、 誰かが大切に使っていた古いものが我が家にやってくる。 そのことがなんだかとても嬉しい。
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by tinytacco
| 2016-04-02 17:49
| 日々
2016年 04月 01日
幼少期に薬疹がでたこともあるからか、 それとも成人してから医師の誤診で副作用がでたからか、 正直にいえばあまり西洋医薬は得意じゃない。 とはいえ、働く身としては身体にムチを打たなければいけない局面もちらほら。 そんなときは「これっきり…!」と小さく決心して、その効力にお力添えいただくこともある。 けれど、できれば自然から力を分けてもらって、健康であり続けたい。 そういうふうに考えている。 ここ1年近く、漢方薬のお世話になっている。 わたしがかかっている漢方薬局は、全国から患者さんがやってくるほど絶大な信頼を置かれている。 先生に相談すると、身体だけでなく知らず知らずのうちに心も解放されているから不思議だ。 家族や友人など近しい間柄のひとたちとは別に頼れるひとがいる安心感といったらない。 それは相手が専門家だからなのか、それとも関係性としてそのくらいの距離感がちょうどいい塩梅なのか。 真相はわからないけれど、とにかくその存在に救われているのは確かだ。
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by tinytacco
| 2016-04-01 17:06
| 日々
2016年 03月 03日
普段の仕事と並行してぼちぼち続けている書き仕事は、家や通勤途中の電車のなかで手をつけることが多い。 あくまで日常のなかでやること(いわゆるルーティーンワーク)のひとつとして位置づけているから、普段の営みのなかで時間や力を捻出する。 仕事柄ひとに会うことも多いから、在宅時間は割合と短め。 家にいるとつい溜まった家事に着手してしまうし、リラックスする間もなく寝落ちしてることもしばしば。 まぁ睡眠はだいすきなので本望なのだけどね。 なんにもしない、ということが苦手だ。 薄々気付いてはいたけれど、このところその傾向は強くなってきていた。 一途にたったひとつのことを極めていくほどストイックではない。 けれど、いっぺんに複数のことができるような器用さも持ち合わせてなかった。 意識ばかりが先走ったら、心と身体が悲鳴をあげてしまった。 言葉どおりノックダウンでした。 情けない。。 ここまできてようやく、自分をいたわろうと腹をくくった。 もう無理はしない。 できもしないことはしない。 苦手なことは、それが得意なひとにお任せする。 なんでも自分でやればいいってもんじゃないんだね。 責任感が強い意地っ張りよりも、いつもニコニコしてるほうが、周りもハッピーになれるわな。 ----- 話が変わって、普段のおやすみと定休日が重なっているからなかなか訪れることができないけれど、とても気に入っているお店がある。 白い壁とコンクリートの床に、木目のわかる家具と観葉植物がある路地裏の小さなカフェ。 独りになれるけれど、存在は認識してくれていて、ひと言ふた言会話するくらいの距離感がちょうどいい。 イレギュラーでおやすみができると、必ずと言っていいほど足が向いてしまう。 ここでは仕事はオフにして。 たわいもないことをつれづれなるままに綴っている。 わたしがわたしに還る場所。 ノイズの激しい東京で、ニュートラルに戻してくれる環境があることは、とても幸せなことだ。
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by tinytacco
| 2016-03-03 17:25
| 日々
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